老犬が夜寝ないで夜鳴き(夜泣き)をしてしまうその原因と対処法




飼っている老犬が急に夜鳴きをするようになってしまった。
そんな飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この老犬の「夜鳴き」は実際に体験したらわかるのですが、かなりしんどいんです。
(我が家の老犬は夜鳴きをする犬が2頭いるので身に染みてわかります)

とにかく人間が寝ている時間帯(夜中の2時から5時ぐらいの間)に夜鳴きをするのですが、夜鳴きというかわいい表現ではなく、「吠える(遠吠え)」と表現した方が良いほど大きな声で夜泣きをするワンちゃんもいます。(うちの犬も吠えるタイプです)

この記事では、そんな老犬の夜鳴きで寝ない原因や対処法を解説していきます。
夜鳴き

老犬が急に夜鳴きをして寝ない原因

老犬が夜鳴きをしてしまう原因は「認知症」によるところが多くなります

なぜ認知症になると夜寝ない状態が続き、夜鳴きをしてしまうのかというと、

「日中の時間帯に寝てしまうことが多くなるので、逆に本来寝るはずの夜の時間帯に寝れなくなってしまう(体内時計が狂ってしまう)から」なのです。

なぜ日中の時間帯に寝てしまうのかというと、認知症になることで脳の認知機能が低下してしまうからなのですが、これは、老犬になると脳に委縮変化が起きたり神経に毒性の物質が脳に沈着してしまうことで認知機能に異常が現れるということなのです。

老犬の夜鳴きや夜寝ない状態を改善する対策

まず手始めに行うべき対策は、「狂った体内時計を元に戻す」ということです。

この「体内時計」を元に戻すためには「犬を日光に当ててあげる」ことが重要になります。

その為には、太陽が顔を出す朝の時間帯から日が落ちる夕方の時間帯までにお散歩に連れて行ってあげることです。
可能であるならば、朝と夕方の2回のお散歩が効果的です。

また、お散歩以外にも、日中の時間帯に犬のおもちゃで遊ばせたり、マッサージをしてあげるなどしてスキンシップを取ることで、日中の時間帯にずっと寝ているという状態を改善することができます。

その他の対策としては、思い切って「犬と一緒に寝てしまう」という方法もあります。
基本的には「犬と人間が一緒に寝る」という行為はあまり好ましくはなく、主従関係が崩れてしまう危険性が伴うのですが、長年飼っている愛犬であれば、すでに主従関係がしっかりと固まっているはずなのであまり気にしない方が良いのではないかと思います。

愛犬と一緒に寝ることで、犬は「常に大好きな飼い主さんが触れている状態」に安心感を感じ、比較的夜寝てくれるようになるのです。
また、もし寝られずに夜中に起きてしまっていても、何時間も夜鳴きや遠吠えが続いてしまうという最悪の状態にはなりずらいでしょう。

少し変わった対策としては、「愛犬の目元にタオルを被せて目隠ししてしまう」という方法です。
わたくしも愛犬の夜鳴きがひどい時などに試すのですが、なかなか効果的であると個人的には感じます。

自分以外の力を借りる場合には「動物病院で睡眠薬を出してもらい犬に服用させる」という方法もあります。

もし睡眠薬を試す場合には、犬種や体重などにより用量が変わってきますので、しっかりと獣医さんと話し合い薬の用法容量を決めましょう。

ただし、睡眠薬の場合は徐々に薬の効果が薄れていく可能性がありますので、長期間同じような効果は望めないのがデメリットと言えます。
また、睡眠薬の副作用(食欲減退、意識混濁)なども理解したうえで服用させましょう。

まとめ

老犬が認知症になると高い確率で現れる「夜寝ないで夜鳴き(遠吠え)をしてしまう」という症状は、ご近所さんからの苦情や飼い主さん、またその同居者全員が睡眠不足になったりストレスが溜まってしまうなど、多くの人に悪影響を与えてしまいます

夜寝ないで夜鳴きをしてしまう原因(日中寝てしまうので体内時計が狂ってしまう、老化により脳の認知機能が低下してしまう)をしっかりと理解し、できる範囲の改善策(日中のお散歩やスキンシップ、一緒に寝てあげる、目隠しをしてみる、夜鳴きがひどい場合には睡眠薬を服用させてみる)を実際に行ってみることが重要となります。

人間の介護と同様に、老犬の介護も肉体的、精神的に大きな負担になってしまいますが、しっかりと愛情を持って接してあげましょう。

最後に一つだけお伝えしたいこと。
「飼い主さんが体力的や精神的に壊してしまう状態」にはならないように気をつけましょう。
辛い時には老犬ホームに預けたり、家族や知り合いに協力をしてもらうようにしましょう。