老犬の安楽死を決断するタイミングは?安楽死の方法とその費用について




老犬になった愛する飼い犬が病気になり、毎日苦しんでいます。
日に日に体調が悪くなっています。
何度も手術をしましたが、老犬ということもあり中々回復の兆しをみせません。

さて、あなたならどうやって愛犬を苦しみから救ってあげますか?

もう一度手術をしますか?

それともこのまま介護しながら寿命が尽きるのを見届けますか?

手術という選択肢を選ぶと、もしかしたら症状は良くなるかもしれません。しかし、すでに何度も手術をしている老犬が劇的に回復するということは残念ながら現実的になかなか難しいでしょう。
犬の手術となると金銭的にも大きな負担にもなります。
わたくしの知り合いで、100万円近く使い、合計5回の手術を行ったが、残念ながら5回目の手術を終えてから1か月後に亡くなったワンちゃんがいました。
人間と同じように、重篤な病気を患ってしまうと完全に回復させることは不可能に近く、また手術をしたとしても迫りくる終わりをほんの少し伸ばすことぐらいしかできなかったりします。

もう一つの選択肢である「介護しながら寿命が尽きるのを見届ける」も現実的にかなり精神的に苦しく、また飼い犬にとっても最後まで苦しみながら生きることになるのできついことでしょう。

愛する飼い犬に苦しまずに安らかに息を引き取ってほしいと願う飼い主さんも多いはずです。

この記事では、3つ目の選択肢である「犬の安楽死」について決断するタイミングやその費用など解説していきます


安楽死

犬の安楽死のタイミングとその方法、かかる費用

まず「犬の安楽死」は飼い主さんが決めることができます。人間の安楽死は違法ですが犬の安楽死は違法ではありません。

飼い犬を安楽死させる決断は、動物病院の先生とよく話し合って決めるのが好ましいでしょう。
安楽死を選んだことを後悔しないよう、自分自身の気持ちと犬に関わる全ての人の気持ちが固まってから決断するべきです。
これ以上苦しむ愛犬を見ていたくないという気持ちだけで安易に安楽死を選ばないほうが良いということだけは確かです。

犬の安楽死の方法としてはペントバルビタールナトリウムという薬剤を投与するという方法で行うことが多くなります。

このペントバルビタールナトリウムは、中核神経に作用して心臓や脳などの機能を停止させる薬剤です。

しかし、動物病院の先生により鎮静剤で落ち着かせてから行うので、眠るように静かに死を迎えます。

安楽死は動物病院で行うことができますが、費用はおよそ8000円~12000円程度かかる病院が多いようです。

一つ注意点としてあげるのが「保健所での安楽死」という選択肢です。

保健所でも受け入れはしていますが、その方法は決して「安楽死」と呼べない二酸化炭素による「窒息死」ですので、息を引き取るその5分~10分の間はかなりもがき、苦しむことになるでしょう。

この「保健所での安楽死」だけは個人的には絶対に避けてほしい選択肢です。

犬の安楽死をするべきかやめるべきか悩んでいる人たちへ

現代社会ではペットは家族の一員として考えられています。
わたくしも現在犬を3頭飼っています。昔、学生時代に飼っていた犬が息を引き取った時は本当に悲しくて、翌日学校を休んだこともあります。
たまに現在飼っている愛犬が死んだときのことを想像したりしますが、想像するだけで涙が溢れて悲しさが襲ってきます。

飼い犬を愛しているように、愛犬もまたあなたのことを愛しているのです。

「苦しんでいる君を楽にしてあげたいよ」

飼い主さんはそんな気持ちになりますよね。

「もっと飼い主さんと一緒にいたいよ」
「いっぱい触れてほしいよ」

苦しみながらも愛犬はあなたを見てそんなことを考えているはずです。

愛して愛されているそんな関係を自らの判断で終わらせるのが「安楽死」なので、簡単に決断できるはずはありません

おそらく、安楽死を選んだ人たちの中で「安楽死を選んだことをまったく後悔していない」なんていう人はいないのではないでしょうか。

「安楽死」については賛否両論あるのが現実ですが、飼い主さんが決断した悩みに悩んで出した結論が「安楽死」であれば、その答えは間違いではないはずです。

重要なのは、安楽死を決断してから実際にお別れをするその瞬間まで、最高の愛情を注ぎ、犬に深く関わりのあった人たちが全員しっかりと最後の会話をして、いっぱい触ってあげることです。

安楽死を選ばずに苦しみながらお別れもできずに死んでしまうというのはあまりにも悲しすぎますよね。